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プリセプターシップの現場(3)

[ プリセプターシップの現場 一覧 ]

看護部ブログ第2シリーズ第3回目は、病棟科長の松島京子科長・大嶋智陽子科長です。

6月に突入です!! 梅雨の時期到来!  過ごしにくいこともありますが、雨は気持ちを落ち着かせてくれるような気がします。  さて、一年の折り返し地点そして新入職員の方は3ヶ月がたちましたね。  こんにちは、2F病棟科長の松島、3F病棟科長の大嶋です。  今回は私たち病棟の科長が担当させていただきます。  看護部ブログのバトンタッチを受け、私達科長の目を通してと、お互いが教育委員長を経験して、プリセプターシップ制度への関わりを通じて感じた様子をお伝えします。

≪今、病棟では・・・≫

☆2階病棟では・・・
今年は2名の新人と、1名の中途採用者を迎えることが出来、病棟が活気づいて大変嬉しく思っています。今年度のプリセプターは卒3・卒4で、現在のプリセプターシップのプリセプティとして、指導を受けた経験があるせいか、自分で学ぶ機会を大切にしたりと、経験を活かした「相手の立場」を考慮した声掛けが出来ています。  また、その成長を頼もしく思っております。  現場では、新人や中途採用者に対して、プリセプター・プリセプティの関係だけではなく、スタッフ全員で育てるという意識を持って日々関わってくれていること、チームが別であっても、お互いに声を掛け合い指導し見守っている姿を嬉しく思うとともに、感謝の気持ちで一杯です。  科長としても気を引き締めて、プリセプターの指導具合や、プリセプティの成長過程、プリセプターシップの評価を行い、管理者間で連携してバックアップ体制を整えたいと思っています。誰もが一人で悩まず、報告や相談が出来る現場の環境を整えるのが、管理職である私の役割だと思っています。

☆3階病棟では・・・
今年は3名の新人と2名の中途採用者を迎えました。一気に人数が増え私も喜びを感じるとともに、日々刺激を貰っています。  新人達は3ヶ月目を迎えて、職場にも慣れて一日の流れもつかみ、日々の経験も増え日報もどんどん分厚くなってきています。その日報はとても一人一人個性が出ていて、図示が上手である、見やすいような工夫、また自己学習した物が入っていたりと、貴重な物になっています。そして患者様からの「ありがとう」「痛みがましになった」「気持ちよかった」という言葉をもらい、患者様の訴えをよく聞くことの大切さや、看護の喜びをエネルギーにかえて、成長していってくれているのが日報より伺えます。  また、中途採用者からは日々の業務の中で色々な意見を出されることがあります。そうした意見は主任と相談し会議で検討して、業務の改善につなげています。従来と違った視点での業務の方法を知ることができ、当院では当たり前になっていた業務を見直す契機になり、業務改善のきっかけになっています。  病棟目標の一つにもなっているのですが、「いつも笑顔で声を掛け合い協力し合う」を目標として、管理業務に励んでいきたいと思っています。

≪プリセプター制度について≫
新人教育制度を見直して今年で三年目になりますが、現場での様子でもお話ししたように、看護部全体として、プリセプター制度を支援するという考えが浸透し、サポートするシステムが出来ているように感じています。たくさんの看護師が入職して頂いても、すぐに一環した教育が実施できており、皆で構築したこのプリセプター制度の成果だと思います。  新人の教育計画を明確にする事で、指導する側、される側の混乱や心配を取り除き、現場でも統一した指導が出来ています。  またプリセプターシップの一環である集合研修に、私たちも参加しています。その中でプリセプターも新人の成長を喜びに感じ、プリセプター自身の成長に繋がるという声を耳にすることが出来ました。  プリセプティ・プリセプターの各研修は、それぞれが互いに共感し、成長できる機会になっており、お互いに良い刺激になっている様に感じます。  私たち科長も、自分自身を振り返り、パワーを貰う場となっています。  前を歩き引っ張っていく者、後ろで見守り後押しする者、看護部のスタッフ皆のバックアップでプリセプター制度が成功していると思います。柔軟性もって吸収・成長している看護部の原動力になっているように感じ、私たちもより良い管理をめざし、日々管理業務に努めております。

≪スタッフ面談≫
科長としての役割の一つに面談があります。これは、プリセプターシップの一つに新人・中途採用者報告書を提出するために、定期的に実施するものです。主任やプリセプターと報告書を通して情報を共有しながら、新人は半年の間は毎月一回行われるものです。  実際に面談しながら思うことは、一人一人の人間性を感じる場となっており、意外な一面に触れられることもしばしばあります。これは特権ですね♪  このツールを利用して互いの現状を確認し、コミュニケーションを持つことで、安心して早く当院のスタッフになって頂くことを目標としています。

≪最後に・・・≫
思えば教育委員で個人目標用紙、チェックリスト、年間スケジュール、日報、週報…の作成に四苦八苦していた日々… 大変な作業でした。  現在はプリセプターシップのツールを使用し、使用することで安心するのではなく、その都度評価・修正していき、どんどんバージョンアップされて進化させています。  プリセプターシップに磨きをかけ、看護部の目標でもある、「定着率100%」に繋げ、看護部理念に沿った看護を提供できる看護師の育成に向かって、歩んでいきたいと思っています。

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