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看護部の新たな管理体制2-(5)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

新緑の候、新年度もスタートし1カ月が経ちました。新人看護師の皆さんは、新しい生活や環境には少し慣れた頃だと思いますが、五月病などにかからず元気にお過ごしでしょうか?   今回看護部ブログを担当させていただきます、教育委員長の松島です。  教育委員会では相馬病院新卒者教育計画に準じて、プリセプターシップに則って新人教育に取り組んでいます。今年度はプリセプターシップに加わり、国が定めた基準に合わせ新人教育担当者を新たに設立しました。新人教育担当者を迎えた事で、更に教育体制を強化することが出来ると心強く感じています。  今回は、相馬病院看護部の教育システムと、新人教育担当者のコメントを紹介させていただきます。  プリセプターシップとは、プリセプター(指導者)がある期間プリセプティ(採用者)をマンツーマンで臨床の教育を担当する事です。その中で新人教育がスムーズに進行出来るよう、相馬病院看護部独自の書類やチェックリストを使用しています。

【新人教育担当者マニュアル】
プリセプターシップの中における‘教育担当者’とは、教育全てにおいて責任者ではなく、プリセプターやプリセプティの指導・相談役といった位置づけになります。  その為に日報・週報・チェックリストなどの状況確認の書類には必ず目を通し、 プリセプター・プリセプティ会議には出席して状況の把握をしたうえで、指導方法の見直しやプリセプターの指導を行っていくことになります。

<業務内容>
①日報・週報:マニュアルに準じチェック。
②チェックリスト:マニュアルに準じチェック。
③プリセプターシップ関連会議出席。
④報告書:規定の期間提出。是正処置報告。
⑤面談:規定期間プリセプター・プリセプティ・科長面談。


【新人教育担当者の役割】

新人教育担当者の役割は、新人職員が不安なく職場に適応し、必要な技術・知識を習得出来システムをサポートすることです。そのために

1)新人看護職員研修プログラム技術集団研修担当
2)プリセプターシップ進行状況の把握・進捗、次期プリセプター育成

が大きな二つの任務になります。

【新人教育担当者への教育プラン】

研修項目 方法 研修内容(H22年度)
1・新人看護職員研修における教育担当者の役割 講義 新人看護職員研修ガイドライン内容 看護部教育システム 新プリセプターマニュアル
2・到達の理解と設定 講義 到達目標の設定(年間計画)
3・教育方法 講義 年間教育計画書
4・課題と達成目標 演習 実技の確認指導方法の設定
5・研修 研修 新人看護職員責任者研修 (看護協会主催の予定、H23年度)

新年度を迎えるにあたり、新人教育担当者へ下記オリエンテーションを設定しました。

【新人看護職員への教育実施年間計画】
厚生労働省のガイドラインに基づいて年間計画を立案しました。先ずは研修担当の新人教育担当者の研修プランから立案し実施しました。  また、新人看護職員研修の期待される成果は、この仕事を続けたい、もっと知りたい、夢を持てる、この仕事に誇りを持てるようになってもらうこととしています。そんなガイドラインに沿った研修を、シミュレーターの使用や、院内の他の部署の協力も得て計画・実施しました。

日付(H23)
対象者 内容
2月 教育担当者 集合研修内容(与薬、症状・生体機能管理技術体験)技術確認
3月 次期プリセプター 当院プリセプターシップ講習
4月 新人看護職員・中途採用者合同集合研修 新人看護職員オリエンテーション与薬、症状・生体機能管理技術体験
6月 新人看護職員集合研修 ≪4月の復習≫ 与薬、症状・生体機能管理技術体験 ≪6月目標≫ 点滴静脈内注射 マニュアルに沿って実施指導受講 ≪薬剤科担当≫ 麻薬・劇薬・毒薬・血液製剤の取扱い
9月 新人看護職員集合研修 ≪6月の復習≫ 点滴静脈内注射 マニュアル復習 ≪9月目標≫ 輸血マニュアル理解・血液の取扱い輸血の準備・輸血中と輸血後の観察
12月 新人看護職員集合研修 与薬の最終技術確認

新人看護職員オリエンテーションは無事終了することが出来ましたが、今後もより良い教育システムを確立出来るよう、新人教育担当者・看護部全体で取り組んでいきます。  

それでは、今年度【教育担当者】として奮闘してくれています、山下ナースのコメントをご紹介します。

初めに教育担当者のお話を頂いた時には、本当に私に出来るかどうか不安に思いました。  しかし上司や先輩に支えて頂き、新人看護職員への集合オリエンテーションを無事に終えて今に至ります。また私自身が看護師として、また1人の人間として成長できる機会になったと思います。  今年度の新人オリエンテーションの1枠として『与薬の技術体験』『症状、生体機能管理技術体験』の集合研修を担当させて頂きました。その内容は「経口与薬の基本」「採血」「注射法」「薬剤の準備方法」「針の固定方法」「輸液ポンプシリンジポンプの使用方法」についてでした。当院の看護技術のマニュアルに沿っての説明と実践でしたが、人に教える、伝えるということはとても難しいと感じました。オリエンテーションの資料など準備する際には、私が理解できていない部分や、エビデンスがわからない部分がいくつかありました。その都度先輩に助言していただき、他部署の方にも協力してもらい教えて頂きました。オリエンテーション当日は新人の方々より私のほうが緊張していたと思います。ただただ、手順や説明を聞くばかりでは眠たくもなるでしょうし楽しくありません……イメージもわきません……現場での話しも入れながらのオリエンテーションにしようと考えていましたが、なかなかリアリティのある話が出来なかったと反省しています。オリエンテーションでは実際に針の穿刺やポンプ類を触ってもらいました。使用手順の説明だけでなく、実際に触ってもらい使用してみることでイメージはつきやすくなったのではないかと思います。  私は今年の4月で看護師になり8年目に入ります。今でも初めて見る症例や処置には戸惑いますし緊張もします。新人の方々にとっては職場の環境に慣れることはもちろん、毎日みること、聞くことが初めてであり緊張の連続だと思います。私も新人の頃は仕事に行くのが嫌になったりしたこともありました。でも今でもまわりの方々に支えられ看護師を続けています。職場の環境にも恵まれており、分からない所を一緒に調べてくれたり、教えてもらったりと……本当に感謝しています。  今回のオリエンテーションでは与薬法や注射法、ポンプ類の使用手順を学んでもらいましたが、現場ではマニュアルにない患者様とのコミュニケーション技術が必要となります。マニュアルにないことは現場のスタッフをみて学んでいってほしいと思います。私もまだまだなので成長していけるように頑張りたいと思います。

今回新人教育担当者という大役を引き受け、常にその人の立場に立って考えてくれている山下さんの活動を、日々頼もしく感じながら見守っています。  新人ナースが看護師として成長していく過程には、山下さんのコメントにもありますように、周囲の人の支えなくては成り得ません。私自身も新人の頃より本当に日々色々な方たちに支えられてきて、今の自分がいるのだと感謝しております。

今後も教育委員会・ひいては看護部全体で、新人教育担当者を見守り、プリセプター・プリセプティと共に成長していけるよう、屋根瓦のように幾重にもバックアップ体制を整えていきたいと思っています。

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