看護部の新たな管理体制2-(11)
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こんにちは!初秋から晩秋にかけて人恋しくなるこの時期、業務改善委員会も1年ぶりの担当になりました。 1年ぶりのブログ担当は業務改善委員長の冨田です。この時期は、食欲の秋、読書の秋、様々ですが、秋の夜長、皆さんはどのように過ごされますか?子供の頃は秋の夜長と言いますと、夜が長く≪学校に行く時間が少ないんだ≫と得をした気分になったものです。
今年は体力作りを課題に、通勤利用駅のエスカレーターは使わないことを目標に階段を利用しています。最初は足取りも重かったのですが、慣れると調子のよい日は一揆上がりも出来るようになりましたよ。継続は力なりかなと自画自賛です。
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さて、看護部ブログは、業務改善委員会第2回目の担当です。前回は、業務改善委員会の紹介及びルールをご説明させていただきました。今回はその後の報告と今年度の取り組みについてご紹介します。
ちょっと自慢ですが、看護部ブログを見られた看護ビジネス誌「ナーシングビジネス」の編集室より≪マニュアル作成・改定の成功事例≫をテーマに、当院のマニュアル活用のためのマニュアル作成の実際について原稿依頼があり、
看護部長の協力を得て執筆しました。完成本をいただき活字をみたときは、思い描いた基より格段に良くなっていたので感動しました。
原稿の内容はマニュアルの不具合を感じつつも、日々の業務に追われ更新や見直しが滞っていましたが、あるきっかけからマニュアル見直しの必要性に迫られ、業務改善委員会が主体となって継続して見直し、改善、改定を図っている内容です。
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≪今年度の取り組み≫
目標:適正な看護業務への改善改良とその評価見直しと 未完成のマニュアルを完成させ活用
昨年度からの目標である【新人・中途採用者が即活用出来るマニュアルの未完成マニュアルの完成】は、継続事項となっています。
業務改善委員会は各部署から選出された委員1名と、その中からマニュアル係りの「長」を選出して構成しています。そこで現状進行具合を報告し、看護部会で承認されるまでのスケジュールを計画しています。
看護部会で承認を受けられないと、マニュアルの活用が遅れてしまいます。複数の部署のスタッフが関わるため難しいですが、委員の頑張りを無駄にしないようにと、委員長としてスケジュールを管理していくのに目配り気配りを心がけています。
看護部会で承認されたマニュアルは≪周知徹底ルール≫に落とし込みます。
このルールでは、主任会が中心になってマニュアル周知するためのツールを使って、各部署のスタッフに徹底します。そしてマニュアル係りが各部署を回りマニュアルをファイリングして完了します。
これが、一連の工程です。地道な作業でもあります。
今年度は【適正な看護業務への改善改良とその評価見直し】を目標としました。今までの業務改善委員会は、マニュアルを作る事を最優先にしてきました。
しかし実際の看護の提供場面では、日々看護業務を振り返って検討してみると、見直しの出来ていないマニュアルでは手順が変わってきたこと、病棟間の相違などの問題がありました。
そこで業務改善委員会では、委員の看護師の経験をいかした意見交換や、実際提供している看護の内容の調査をして、看護業務の改善に向けて取り組む事を活動目標にしました。
また、他の委員会から看護部のルールとしての「議案報告書」に記載されて、新たな看護手順基準マニュアル作成の依頼がされてきますので、業務改善委員会で対応を考え、
活発に意見交換している雰囲気は、緊張感もあり楽しい時間でもあります。業務改善委員会独自で解決できないことは、院内の医療安全管理委員会や感染防止委員会へ問題提起して決定を受けます。
決定されたことはマニュアルのエビデンス(根拠)として載せています。こういった活動は、委員会のメンバーのマニュアルについての意識が向上を図る事に繋がっています。
またマニュアルの書式を標準化したことで、書き方も統一され見やすく使いやすいマニュアルになったと現場のスタッフから評価を受け、嬉しく思っています。
≪今後の課題≫
マニュアルの進捗とコード管理 現状は、早急に必要なマニュアルをピックアップし、それを順番に手掛けて作成しています。まずはマニュアルを作成する事を優先にしてきましたので、目次は作成順になっています。新規マニュアルも次々と作成していますので、マニュアルをコード管理して目次も作り直す必要があるので来年度の課題としています。現場が困らないよう既存のマニュアルの進捗もして改善・修正を継続し、最新情報を提供することは最優先課題です。当院独自のマニュアルは、誰もが使いやすいマニュアル、解りやすい活用しやすいマニュアルにしたいと思っています。
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