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看護部の新たな管理体制2-(12)

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12月に入り、街は師走ムードで一杯です。寒さも徐々に厳しくなってきました。早々に北海道では雪が降り、京都もいつ雪が降ってくるのか心配です。防寒対策はお済みでしょうか?
12月の看護部のブログは、RM委員会(リスクマネージメント委員会)の委員長である水野が担当させていただきます。 それでは今年度の活動内容を紹介します。

<RM委員会H23年度年間目標>
1)インシデント・アクシデント報告書を提出することが文化となる 2)インシデントの統計を取り、同じ内容を精査し、業務の改善に繋げられる。  

<23年度活動内容>
1.目標 1)『インシデント・アクシデント報告書を提出することが文化となる』に対しての活動状況

①23年度上半期インシデント・アクシデント報告書数 

4月 5月 6月 7月 8月 9月
インシデント 62件 36件 67件 29件 53件 56件
アクシデント 0件 0件 0件 0件 0件 0件

上半期合計:インシデント 303件  :アクシデント   0件

どんな些細な「ひやり」としたこと、「はっと」思った事でも、アクシデントに繋がらないよう、各RM委員がインシデント・アクシデント報告書を提出するように啓蒙活動を勤務部署で行っている為、報告件数は多いです。 報告することを義務化から創めたことが、文化として根付いてきているのではないかと考えています。 月によって件数の違いが大きいのは、新人の入職、仕事の慣れによるイージーミス、患者様の人数、重症度看護必要度などが関連していると考えていますが、重大事故には至っておりません。 詳細な分析をして、さらに是正していくことが今後の課題です。

2.目標 2)『インシデントの統計を取り、同じ内容を精査し、業務の改善に繋げられる』に対しての活動状況
各委員の勤務部署で起こったインシデント・アクシデント内容は、それぞれの部署会で委員が報告をして注意喚起しています。また年間を通じて委員は部署毎、委員長は看護部全体の統計を取っています。 そうすることで勤務部署や看護部内のインシデントの発生しやすい傾向を把握し、業務の改善見直しに繋げています。  

3.職員研修  
1)転倒・転落防止対策セミナーの開催
転倒・転落防止対策セミナーを、外部講師を迎えて開催しました。 研修の内容は、医療事故の2割以上が転倒・転落であり、その8割が65歳以上の高齢者が対象という事でした。私たち医療従事者は医療事故に対して予見義務と結果回避策を講じなければいけない、その為に離床センサーは有効であるという事を学びました。また色々な離床センサーがあり、患者様によって離床センサーを使い分ける活用法、他院での工夫なども学び参考になりました。 当院も転倒転落事故は、毎月の報告でも複数の件数になっています。患者様を尊重し、患者様個別に応じた離床センサーを使用しながら、入院生活を安全にすごしていただきたいため、必要な離床センサーについては、現場の意見を看護部に報告して準備していくのも委員の役割だと感じました。

2)KYT(危険予知トレーニング)の勉強会のサポート。   
医療安全管理者養成研修の参加者から、研修の課題としてKYT研修を開催するため、サポートを委託されました。 
K=危険・Y=予知・T=トレーニングからKYTというように呼ばれ、実際に発生した事例から意見を発言しあいます。
1グループ6~7名、合計4グループで研修しました。グループには新人や経験者、管理者がいること、職種は医師や看護師、薬剤師やケアマネージャー、事務職など多種となります。こういったグループ分けをすることで、職種や立場で視点が異なり、危険を予知する内容に変化がありました。   内容は 『第1ラウンド:現状把握』として、1枚の写真をみて、どんな危険が潜んでいるか。「○○すると△△して××になる」などストーリーで危険をいくつも考えられる事を出し合います。 次に、『第2ラウンド:本質追及』として、その中で一番危険と思われる事は何かを絞り込みます。 そして『第3ラウンド:対策樹立』として、その危険を回避させる為には自分ならどうするかを話し合います。 最後に『第4ラウンド:目標設定』として、全員でこうする!という行動目標を標準化します。  

以上4項目に沿ってグループ毎に発表して意見交流します。
この勉強会を通してRM委員としては、発生したインシデントに対し、もっと安全に対する感性を養い問題解決能力を向上させる必要がある事を学びました。伝達講習を実施するのはもちろんですが、感性を養うためには、定期的なKYT研修の開催は効果的だと考えています。  院内のインシデントのデーターや分析からアクシデントを防止することは、患者様へ提供する看護の安全性を保障するという看護部理念に沿った活動としています。人間はミスを犯すものであるという考えの下、防止対策をそれぞれ構築し実施するのですが、今年度の看護部の目標のように「これはどうしてかな?」「これは安全かな?」「これでよかったのかな?」などと振り返っていくことが、それぞれの職員の安全に対する感性を高めることだと思います。こういった意識を高めていけるように導くのが委員長の役割として、活動していきたいと思います。

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