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看護部の新たな管理体制2-看護部(37)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

寒中、お見舞い申し上げます。看護部長の高橋です。
先月からお送りしています当院役職者の「ナラティブ」ですが、今月の「師長のナラティブ」は、濱口師長がお送りします。
当院の主任に向けたメッセージが込められています。

看護師になって30年以上の年月が経ち、たくさんの看護の場面に出会いました。
管理者となり若いナースを育て、成長していく姿をかつての自分のように思い、日々苦戦する姿を応援したくなります。
こんな私にも若い頃があり、今でも時々思い出す出来事があります。

ある夜勤の日、夕方まで安定していた患者様の様態が眠前の時間に急変され、自分の判断と違う状態になってしまわれたことがありました。
私は夕方のバイタルサインチェックの時は心電図ともに安定し、患者様も「大丈夫です」と仰ったので、そのまま大丈夫と思い込んだのです。
しかし、一つ見逃していた事がありました。それは「疑う」と言う事です。

医療の現場では、物事を判断する時は疑ってかかれ、と常に私達は言われ続けてきました。
まさかこの病気はないなと思っても、あるかも知れない、と疑ってかかれ、と言われてきたはずでした。
患者様の「大丈夫」と言う言葉を信じ、他に異常はないかと疑わなかったのです。
当時まだ物事を広く見られていなかった私は患者様の急変でショックをうけていましたが、そんな私に、当時一緒に夜勤をしていた主任が「辛かったな。でも、泣いたらあかん。」と背中をパン!と叩いてくれました。
それは優しいパン!でもあり、「落ち込むな」と叱ってくれたパン!でもありました。
この状況の時に優しくしてもらえたのも、叱ってもらえたのも私にとっては本当に救いでした。
私達にはまだまだ救わなければ行けない命があると言われた気がしました。
患者様の最期の時や、苦痛な状態を看護するのは辛い時もあるけど、私達は多くの命を看ていかなければならない、護らなければならない、主任からそう言われた気がしました。

苦痛な状態や思い悩み不安を持つ状態からどうすれば改善するのか、
今何をしていけばよいのか、「安楽で安心だ」と言っていただけるのか、それを科学的に捉えて看護していく、それが私達ナースの仕事です。
今、各部署の主任には看護の道を選んできてくれた新しいナースや、この頃の私のように自分の前にある道が険しいナースの方向を示して共に歩み、成長していく姿勢を持って現場で導いていって欲しいです。
業務を教えるだけではなく、看護は何なのか、その患者さん一人一人にとってやるべき事は何なのか、私達看護師にしかできない事は何なのか、後輩に、スタッフに教えることはたくさんあります。答えを出してしまうのではなく、時には難しい問題をスタッフに考えてもらわなければなりません。
看護は辛い事もたくさんありますが楽しいこともあり、選ばれた自分たちにしかできない仕事なのだと教えていってほしいのです。

あの主任の背中を見て育った、あの主任のすることを見て看護はこういう事なのだと思った、と多くの看護師たちが見ているでしょう。
学び、勉強するのはこの職業である限りずっと続けていかなければならない事。
自分の傍に来る看護師は知識もあり、技術もあり、自分の事をとてもよくわかってくれる人がいいに決まっています。
患者様は自分が受けたい看護を丁寧にしてくれるナースに来てほしいのです。
そんなナースを現場で教え、示していけるのはスタッフに一番身近な主任ではないでしょうか。
優しいだけでなく、怖いだけでなく、それぞれの看護師を育てる、看護のお手本になれる、それも主任の仕事なのだと思います。
私はこれからも多くのナースを主任・師長の皆と育てていきたいと思っています。

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