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看護部の新たな管理体制2-看護部(47)

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カレンダーも気づけば、残り枚数がすくなくなりました。季節の変わり目で、暖かい日と肌寒い日の差がありすぎ、着る物にも困ってしまいます。
皆様、体調を崩されませんようにお過ごしください。

今回のブログは手術室・外来の駒形が、振り返りの場を与えていただきました。つたない文章ですがご高覧ください。

私たちの学年は、4月に入職して仕事をしている状態で国家試験の発表を聞きナースになりました。
新入職した病院は、オリエンテーションを受けどの部門にて業務をしたいかを第2希望まで記入し配置部署が決定されました。私は、第1希望で手術室と記入し、第2希望は外科病棟・ICU(集中治療室)・救急外来だったと思います。
「手術室希望をするなんて」と、あっさり第1希望が通ったようですが、そこで実習をした友達からは「あんな先輩のいるところなんて絶対いや!」と聞かされました。早く聞いておけばよかったけれど、もう遅いです。

そこから私の手術室人生は始まりました。その病院は総合病院で脳外科も産婦人科もあり、血管造影室も手術室にありオンコールと呼ばれる待機で緊急対応をしていました。
心臓外科はなかったのですが、耳鼻科や眼科、泌尿器科などの手術も経験することができました。
その後そこを退職し次にいった病院では特に希望を出しませんでしたが、手術室経験者ということで有無をいわず「外来・手術室」配属となりました。面接で外来と手術室のことしか言われず、「最後に何か質問はありますか?」と言われ、「私はどこに配属ですか?」と初めて聞くと「え? 手術室経験者なので手術室に・・・ あ、いやでしたか?」と言われ2度目の手術室人生が再スタートしました。
今度は外来と内視鏡室も加えて新しく経験することになりました。

そして相馬病院にやってきました。今度は自ら今まで手術室人生だったので「手術室希望」で入職し、今に至っています。

当時の術前訪問も病棟ナースと仲良くしていたこともあり、積極的にいっていました。
今のようにカーテンを閉めて療養することが少なくTVドラマのように病室で患者様同士がお話をしておられる時代でした。術前訪問に行くと「あー、この人が来たから手術の準備だ。覚悟を決めないと」と術後先輩患者がこれから手術の後輩患者に伝えられていました。
今でも手術室ナースは手術室ユニフォームを着ているため見分けがつきやすいですから、患者から声をかけていただくことも多くあります。

伝えられる限り、患者の聞きたいことを説明したり 術後も「あんただけは本当のことを教えてくれ わしは悪いもんやったか?」と内緒で聞かれたことも何度もあります。手術室のユニフォームを着た女優は、何度も心で「ごめんなさい」と演じきったこともあります。家族とも親しくしていただき最後の姿を見に来てほしいと病棟に呼ばれたこともありました。

ドクターに聞いたけど、緊張してよくわからんかったと聞き直されることはナースなら誰しも経験はあると思います。反対にナースに「こう聞いた」と違う解釈をされたり、
言葉というものは本当に難しいものです。伝えたいことがうまく伝わらなかったり、自分の解釈で何とでも取りようができます。

一人の婦長がおられました。外科病棟のこっわい婦長でした。
外科病棟なので忙しいときに手術室に患者移送のヘルプで来られることがありました。
そんな時言われたのが「病院でよく検査や手術などでお迎えに行きますからって患者に説明するでしょ。あれは、聞く人によっては本当に聞きたくない言葉なの」と
若かった私は、そのこっわい婦長に言われたことが緊張しすぎて意味が理解できませんでした。その婦長の病棟に手術後の患者様を引き継ぎ、あとで考えたときにやっと意味が分かりました。

その婦長に言われる以前に病室に訪問した時におっしゃられた患者様の一言 「あんたが迎えに来てくれるなら、ドクターにまかせて手術するわ」その患者にとっての「お迎え」の意味。
手術をしたけれど、末期であり回避的なものであったため最後は「今度は本当にお迎えが来るわ」と笑って下さりその数日後にお亡くなりになりました。

何気なく使っている一言が、どういう意味を成しているのか。
その言葉がどういう意味に聞こえるのか。
病院で高齢の方が多くなり、また人それぞれに病状が違うときどんな言葉を使えているのだろうか。
今でも失敗を重ね後悔をすること、お叱りを受けてしまうこともあります。

こっわい婦長から言われた「お迎え」の一言から、日々考え、つなげていける言葉さがしは大事なナースの仕事の一つだと思っています。

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