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看護部の新たな管理体制2-(23)

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11月のブログ担当は看護部感染防止委員会、駒形です。  

一昨年、昨年と夏頃の担当でしたが、今回は秋です。 秋といっても最近は紅葉も遅いようで、このブログがアップされる頃は嵐山などもちょうど見ごろになり、 病院の目前の北野天満宮も大勢の人が訪れておられることと思います。
朝夕の寒暖の差もあり、風邪ひいたという職員もちらほら。 相馬病院でも、インフルエンザワクチンの予防接種が開始になっていますが「今冬は猛威を振るいませんように」と祈る思いです。

≪平成24年度 委員会の目標≫
1.針刺し事故防止 目標ゼロ
2.標準予防策の遵守 手指衛生 マスク・エプロンなどの装着 PPE(個人防護具)の活用

3.感染防止の発信源となる

今回は今年度の目標の中から、これからの季節の重要項目でもある2つをピックアップして報告したいと 思います。

≪手指衛生≫

今年度の感染防止委員会の目標の中に「標準予防策の遵守」として、手指衛生、マスク・エプロンなどの 装着があります。
手指衛生に使われる「アルコール製ジェルの使用状況のチェック」は委員会で確認事項の一つとしています。委員が勤務時に、自部署のチェックを行おう! というものです。

普段、皆さんは一日に何度手を洗いますか? 食事の前、トイレから出たあと・・・ それからいかがですか? 病院の中では、一処置一手洗いというルールがあります。 厳密に言えば、手洗いではなく「手指衛生」です。
言葉の通り、一つの処置をするたびに手をきれいにするということ です。感染がおこるためには、何らかの原因があるのですが、 それを断ち切ることで感染の伝播を防ぐことができます。その一つが手指衛生です。
手を洗うということに目をやりがちですが、寒くなるとなかなか手をきれいに洗うということもおろそかに なりがちです。
手指衛生の基本としては、  「目に見えない汚染はアルコール製ジェルでの擦り込みでOK(何度かに1度は流水で洗う)」「目に見える汚染は流水での洗浄」となっています。
アルコールジェルは病室前の廊下に「誰でも」、「病室に入る前、病室から出るとき」、「通りすがり」でも 活用できるように設置してあります。 また、委員が勤務時に残量や期限をチェックしています。
残量が多いと余り使用されていないといえるために、推奨するように 啓蒙活動しています。

訪問看護のスタッフも小振りのアルコール製ジェルを持参してケアにあたっています。 これからは水も冷たくなります。手を洗った後は乾燥させ、またひび割れを作らないようにクリームなどで保護もしておきましょう。
  ≪マスク・エプロン≫ これからの季節、特に秋から冬にかけてよく耳にするのがインフルエンザや、ノロウィルス。
  すべての感染と言われるものはなんらかの「ウィルス」や「菌」を介しておこります。 前の項目の手指衛生は大前提で、菌やウィルスの伝播を断つためにマスクやエプロンをして処置にあたります。
 感染の経路によって、飛沫や接触で感染するためその菌やウィルスに応じて防御しなければなりません。そういった、防御アイテムも正しく使用されなければ感染の防御にはなりません。

2年前のブログでも正しく着用しましょう!と載せていますが、新しく入職された方を含め全スタッフに委員が声をかけて正しく装着できるようにPPEの装着方法の掲示もされました。

廊下の壁には、PPEの設置がされ動線の考慮や、また「あっ!」というとき、直ぐにPPEの装着が出来るように、廊下の壁に設置し役立っています。

シールド付サージカルマスクも通常のマスクと使い分けできるように、必要に応じて壁に設置しています。

年に2回の院内勉強会の開催や、スタッフそれぞれが、「感染を持ち込まない、持ち帰らない」を 念頭に置き、院内での周知徹底事項としてこれからの季節を乗り越えていきたいと思っています。

≪おまけ・・・≫
6月のブログにも紹介してありますが、当院の病棟には「エコムシュウ」という器械があります。ふたを取って、使用済みのおむつをいれると、密閉パックし処理するというもので、においの防止やおむつからの空気感染防止に一役かっています。

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