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看護部の新たな管理体制2-(24)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

ポインセチアの赤が華やかに色づいて、クリスマスの飾りと共に街中に華やぎをあたえてくれていますね。 いよいよカレンダーも最後の1枚となり、なんとなく気忙しい師走となりましたが、12月に入り寒さもますます厳しくなってきましたので、風邪などで体調を崩されないようお気をつけ下さい。

こんにちは。12月のブログ担当の退院支援委員会の松島です。 数年前から退院支援委員をさせて頂き、昨年は看護部より退院支援調整看護師養成研修にも参加させて頂きました。研修に参加して「家で暮らす」ということが、いかにその人らしく生きる為に大切な事かを改めて感じました。しかし実際は、高齢者や疾患のある方にとって、在宅で暮らす事は簡単な事ではなくなってきている現状があります。

当院では、数年前より退院支援委員会を立ち上げ他職種で「退院支援」に関わってきました。当初は 「退院支援」とは何か、からみんな白紙の状態から、ただ患者様に安心して元の生活場所に帰ってもらいたいという思いで活動を始めたことを覚えています。 数年間の活動の結果、現在では「退院支援」は特別な事ではなくなりました。しかし、まだまだ意識が根付くまでには至っていないと感じる時もあります。その為にも退院支援委員が現場の問題点を掬いあげ、 委員会の場を通じて情報共有や問題解決に向けて、他職種でディスカッションする事が大切だと感じます。 今年度は、昨年に引き続き新たな委員も参加し、活動を行ってきました。
平成24年度退院支援委員会 目標

今年度上記の目標を掲げ、退院支援委員が皆目標に向け日々活動してきました。 早いもので今年度もあと3ヵ月となりましたが、日々の委員の思いや活動の一部を、各科のコメントで紹介させて頂きます。

外来
利用者様(患者様)と関わる時、その人にとって一番適切な退院支援とは何なのかと自問自答しながらの委員活動中です。退院支援委員会は他職種と意見を交えることが出来る場です。また事前検討等で学ぶ内容は、あらゆる利用者様(患者様)に展開していく思考能力を養える場であり、自分が成長できる場面になっていると思います。

リハビリテーション科
患者様のカンファレンスを行うことで、医師や看護師など他科との連携を取っています。 また、リハビリテーション科の中でもアプローチの方法や、方向性などを常に検討することで、早期退院が実現するようにリハビリを実施させて頂いています。

2階病棟
今年度大きな達成感を味わったのは、地域連携を通して転院された患者様で、体幹抑制されていた患者様を在宅へ退院していただく事が出来た事です。現在の大きな課題は、経鼻経管栄養中、更に気管切開中の患者様を在宅復帰して頂くことです。リハビリテーション科・ケアマネージャー・看護部が連携して取り組み、現在経口で食事摂取できるまでに至りました。関わってきたナースには大きな自信や励みとなっている事と思います。 大規模な相馬病院ではないですが、患者様の立場に立った関わりを通して看護の喜びを感じています。

医事課
医事課の委員目標は 患者様の相談窓口として、金銭的な不安の軽減を行う。 診療報酬の的確な説明と把握をする事です。 適切なアドバイスを心がけたいと考えています。

3階病棟
担当看護師が患者様の退院後の生活を一緒に考え、退院後の生活に向けた援助を行っています。また、介護サービス等は各専門職と連絡を取りながら説明をしています。患者様が入院中に退院後のサービス導入を決定してから退院される事も多く、安心した在宅生活に繋がるような看護を実践しています。

ケアマネージャー
居宅支援事業所のケアマネージャーとして、また退院支援委員会メンバーとして入院患者様がスムーズに退院できるよう協力させて頂いています。今後も患者様が不安なく在宅で生活できるよう努めたいと思います。

訪問看護ステーション
訪問看護ステーションへ移行後も、引き続き退院支援委員会に参加させていただいています。 当ステーションでは、退院調整に関する訪問看護師の役割を、スタッフ全員が理解し行動できることをめざし、勉強会などを行っています。

退院支援委員会の年間目標が達成出来るように、スタッフ一同、頑張って行きます。

現代の医療技術の進歩によって、退院後の生活に問題が生じるケースが増えています。
高度医療を受けた結果、自宅に帰れず病院から病院へと転院を繰り返すケース、高齢者の方の入院が長引くことから起こる廃用性症候群や認知症の悪化、また疾患が完治せず、退院後も何らかの医療管理が必要となるケースなど…。
病院では人・物・設備、それぞれの環境が整っていますが、自宅など生活の場ではそのような環境が整っていないことが殆どであり、生活の場で可能な医療・看護・介護を考える必要があります。
また病院では、治療の場である事からか患者様は受け身になりがちで、疾患を含め主体的に考えにくい 環境にあります。
退院支援とは、その人らしくいかに在宅で生活出来るか、患者様・家族様の想いを尊重し、ご希望に添った退院後の生活に向け、医療上・介護上の問題を、入院中早期より在宅へ向けた退院後の生活を見据えて組み立てて行くことだと思います。
その為には、実際に治療や看護にあたる医師・看護師だけではなく、それぞれの専門職で退院調整に取り組む必要があります。
患者様・家族様が必要とされている退院調整の方向を導きだし、入院から退院後の生活を視野に入れた計画を他職種で組み立てていく事が、とても重要な事となってきます。
そして退院後も安心して生活して頂けるよう、訪問看護ステーションや往診担当医と連携して、入院が必要になった時点から退院後の在宅療養を意識して関わることが出来る事が、ジェネラリストナースの大切な役割だと考えています。
  今後も、患者様・家族様の思いに寄り添い、「その人らしく生きていける」生活の場に、安心して帰って頂ける事を目指し、「退院支援」をみんなで作り上げていきたいと考えています。

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