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看護部の新たな管理体制2-(25)

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平成25年新年が明けて、はや半月が過ぎようとしています。 皆様、寒中お見舞い申し上げます。 今回の看護部ブログは、看護部長の高橋が担当させていただきます。

新年はどのように迎えられましたか?早々から大変寒い毎日ですね 「ノロウイルス感染」が一段落したら、この寒さで「インフルエンザ」が猛威を振るうのではないかと心配しています。 毎年思うことですが、健康に平穏な日々を過ごすことが一番の願いです。  さて暦は「25年」でも、業務上は「24年度」の1月ということになります。しかし、この立場で勤務していると、年末にはいち早く年度末のことが気がかりになり気忙しく感じて落ち着きません。この一年はどうだったのか?来年度はどのような目標を掲げるのかなどです。 そこで今回は少し早めの「看護部長の一人で勝手に反省会」として、当院看護部の現状を勝手に振り返えりたいと思います。

≪24年度の看護部の目標≫

Ⅰ.安全強化について
今年度は保健センターの職員の方からご指導いただいた「防災対策」について、主任会を中心にマニュアル作成や防災備品の準備点検、避難訓練等積極的に取り組みました。日頃体験できない避難器具の使用体験も行い、東日本大震災の後だけに以前より職員の意識が向上したと感じています。  また看護部RM(リスクマネージメント)委員会の活動方法も一時的に変更し、看護部科長会の主導で、各部署のインシデント対策の取り組み強化に変更しました。 これは来年度、より発展的に取り組みをしたいと考えている項目です。 何故なら「自分が受けてみたい看護」は、何より『安心・安全』な看護です。「安心・安全」は当然のことですが、当たり前のことがきちんとできるように強化していくことがより必要だと考えています。例えば毎年開催していくKYT研修をもっと回数を増やし、長年の課題であった「振り返り」「疑問に思う」「気付き」を個人レベルで更に深められることを目標にしようと思います。勿論部署で発生したインシデント対策も、是正処置を検討しながら患者様・職員が安心できる・安全な環境を目指します。  更に病院広報誌やホームページでもお知らせしています通り、新年から病院の耐震工事が始まります。半年近い工事中の患者様・ご家族様・また職員の安全には配慮し、部長として安全面で気付いたことは積極的にいち早く問題提起していきたいと考えています。  

Ⅱ.標準化
各部署に通達された内容の周知は、主任会主導で随分出来ました。 沢山の苦労や努力、協力体制のおかげで「周知」の仕組みが出来上がりました。 ここで気になるのは、「周知」は出来たけれど、それらが「徹底」して実施されているかという点で課題が残ります。どんな些細なことでも「徹底」して実施することは高い意識レベルが要求される事だと考えています。 例になるかどうかは別ですが、「挨拶」のような当たり前のことがなかなか『徹底』まで行き着きませんでした。一つの取り組みを『徹底』するには、いつでもどこでも、どんな状況でも同じレベルに行き届くことです。これは来年以降も引き続きの課題にしていくつもりです。果たして『徹底』していくための施策はどうすれば良いかまだ手探りの状態ですが、安全強化対策と同じような取り組みになるにではないかと考えています。
Ⅲ.説明強化
年間の手術件数も増え、部署で一番強化したのは手術説明の時の担当看護師の同席です。その場合、 担当看護師は患者様・ご家族様の立場に立って医師へ質問したり確認したりします。これは殆どのケースで実施されています。対応として優れていることは継続し、習慣つけることが肝心です。  同じ説明強化の問題でも看護部発信する様々な内容が、所属長を通して看護部職員の方々に十分な分りやすい説明ができているのか? これは検証できていないので今後の看護部科長会の課題とします。

Ⅳ.継続強化
先月の12月に「訪問看護ステーションそうま」が、開所1周年を迎えることが出来ました。 単体の事業所とはいえ、病院との繋がりも深く、特に看護部の活動は1部署とみなしてして対応しています。 訪問診療と訪問看護ステーションの充実で、院内にも在宅療養・在宅での生活についての意識が高まっています。医療制度の方向性を考えると、より在宅看護の必要性が高まる為、外来・病棟・在宅への継続看護の充実を更に図ることが来年度以降の課題と考えています。 また在院日数の短縮に伴い、外来看護の役割はより重要になっています。業務の整理に結びつけながら外来から始まる継続看護の提供を次の目標に考えています。また積極的に病院看護師が訪問看護に同行して、在宅療養に対する学びを深めて欲しいとも考えています。

 

今年度は年度途中から所属長の急な交代で体制を変更しました。組織的には大きな変化となり、新たな看護部長・看護科長の体制となっています。具体的には一部署の管理者の退職に伴い、病棟管理者が兼務する事にしました。 その結果、全ての部署に同じ様に発信していたことが、管理者の時点で取捨選択され現場のスタッフに全く伝わっていなかったという問題が明らかになりました。看護部長として確認不足・説明不足を実感する事になりました。 安全強化や標準化、説明・継続という目標を立案しておきながら、確認不足で沢山の方々にご迷惑をかけていた事を知る事になりました。今は問題点・改善点が明確になり皆で協力し問題解決に向かっています。   「自分の立場を理解して、相手の立場に配慮した関わり・・・」、簡単そうでなかなか目標達成が困難なことだと実感しています。

今回は少し早めの「看護部長の勝手に一人反省会」をご紹介しました。今回の「反省」をもっと解決策を具体化させて、来年度の看護部の目標と新たな体制作りに繋げていきたいと思います。  

皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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