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相馬病院 看護部ブログ

看護部の新たな管理体制2-(26)

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こんにちは。主任会の中村です。 2月の看護部ブログ担当は看護助手会です。看護助手は多忙な業務をしている看護師の強力なパートナーです。当院では厚労省の指示に従って、看護助手の業務の範囲を決め、その手順や内容について主任会が研修指導するルールがあります。採用時や定期的研修、所属部署での指導などを受講し、安全に業務を遂行しています。また患者様の状態により、同じ業務や一人の患者様に対してでも、看護助手に移譲する業務、移譲せず看護師が実施する業務など基準を設けています。  今回はそんな研修を受講している看護助手のブログをご紹介します。

相馬病院のブログをご覧の皆様こんにちは。 2月になり、病院の近くの北野天満宮の境内の梅も、つぼみが膨らみかけてきています。 今回看護部のブログは助手会を代表して渡邉が担当させていただきます。文章が苦手なので書くことから逃げていましたが、今回は奮起して助手会の活動と研修内容をご紹介したいと思います。

当院では助手教育の一貫として年4回集合研修があります。5月には「褥瘡」に関連して、スキンケア・ 清潔援助・オムツの当て方を学びました。  8月は「安全」についての研修でした。看護師の指示で普段患者様に提供している援助を、いかにしてより安全に行うかといった点で再度勉強し、良く理解出来ました。その中でも今回特に重点が置かれていた内容が、“食事”です。 当院では看護師から看護助手に移譲される業務、特に患者様に直接関わる援助については、看護師から当院のアセスメントルールに従って毎日患者様への援助の指示があり、看護助手のリーダーが業務の確認・割り当てをして、看護助手のチームで業務します。 その指示のもと、患者様に食事援助するにはまず食事を配膳することから始まります。 そこで注意しなければいけない事として、患者間違いをしないこと、があります。患者様のお名前をお呼びした時、違う方が間違って返事されることも今までにありました。その声につられて配膳しかけた、ヒヤっとした場面もありました。治療のひとつでもある食事を間違わずに配膳する為に、患者様に声をかけて名前を確認するだけでなく、ベッドネームと御膳に置かれた名札とも、きちんと声に出して確認しています。実際に配膳時の注意として実地研修し、声に出して確認することの大切さを再認識しました。  その後、食事しやすいようにセッティングを行います。患者様の中にはご自身で身体を支えきれない方もいらっしゃいます。時間と共に座るのがしんどくなって身体が傾き、姿勢が崩れます。そうすると顔が下を向き、食べ物を飲み込みにくくなります。

そこで姿勢の保持が難しい状態と嚥下(物を飲み込む動作)がしにくい患者様を想定して、私達も実際に下記の条件でとろみのついた食事を食べる体験してみました。いわゆる患者体験です。

1)天井を向いて飲み込んでみる。
2)下を向いて(屈曲位)で飲み込んでみる。
3)唇を開けたまま飲み込んでみる。
4)口を閉じて舌を動かさず飲み込んでみる。
5)口を開けたまま固形物を食べる。

上記のように不自然な形でものを飲み込むといったことは、難しくて誤嚥しそうになり怖くて出来ませんでした。患者様はそれぞれのご病気と嚥下状態も異なります。また患者様によっては、きざみ食・流動食など様々な食事の形態のものや制限食があります。介助される側の体験をしてみて、セッティングや体位を工夫し、患者様に安楽でいかに飲み込みやすい体位を取っていただくかという事の重要性、また看護師からの指示に従い、その方に応じた援助を安全に行う必要性を再認識しました。この食事援助には、ポジショニング研修も役立ちました。安楽な体勢で安全に食事することは大切です。

そして患者様に対して安全に食事を援助するためには・・・

1)患者様が見える位置に食事を置く。
2)献立を説明しながら正面から口に食べ物を運ぶ。  
3)飲み込んだのを確認してから、次の一口を入れる。

これらのことに気をつけて援助を行っています。

しかし患者様によっては食事を口に運んでも、なかなか飲み込まれない時もあります。そんな時は、「お口に合わないのかな?」「飲み込みにくいからかな?」「舌に運んだ位置が悪いのかな?」などその原因を考えます。看護師にもその状態を報告しています。そんな経過を経て、患者様がご自分でスプーンを持って食事を召し上がられた時は、思わず拍手して差し上げたくなります。

以前読んだ本にこのような言葉が書いてあり記憶に残っています。「福は口から」「病は口から」という 一節です。良い食事は心身を健やかにして福を呼びますが、それと反対に食事を侮ると病気になりかねないという意味だそうです。

食事援助は簡単ではありませんが、患者様に元気になっていただくために少しでもお口から食事がとれればと思います。またご自分で召し上がるようになり、元気なお姿で退院して行かれるようお手伝いを続けていけたらと思います。その為にも、また次の研修をきちんと受講し、看護師の指示に従い安全な援助が出来るよう頑張っていきたいと思います。

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