京都市上京区を中心とした地域に根差した医療(訪問診療 訪問看護)、
京都での旅行透析は北野天満宮前の相馬病院へ

医療法人 相馬病院

診療時間・電話番号

相馬病院 看護部ブログ

看護部の新たな管理体制2-(30)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

こんにちは、今回ブログの担当は記録・計画委員委員長の大嶋です。
みなさん、梅雨の時期どのようにお過ごしですか?
私は野球少年の洗濯物に追われて、なかなか衣類が乾かず、我が家ではとうとう除湿機の登場です。
この時期これがなくては過ごせません。

またもう一つの我が家のこの時期の風物詩は、カエルが家にやってくることです。
私の住んでいる所は、近くに畑と田んぼがあり、夜になるとたくさんの蛙が一斉に鳴き出し、まさに「蛙の大合唱」という言葉がぴったりの状況になります。

そして毎年我が家の門にアマガエルが遊びに来てくれます。いつの間にか今年はまだかな?と毎朝チェックをしていましたら、アマガエルの姿を昨日発見しました。

なぜかうれしくほっとしている自分に気が付いた今日この頃です。

今回で記録・計画委員会は3回目の看護部ブログ担当となりました。
1回目は委員会発足の経緯や取り組みを、2回目は委員会の取り組み・活動内容をご紹介しました。
3回目の今回はその後の取り組み、活動内容をご紹介します。

委員会今年度の目標

記録は情報共有のため見やすく、わかりやすい記録にしよう

1. 標準看護計画作成見直し
2. 重症度看護必要度の評価精度のアップ
3. 記録書類の見直し

この3つの柱を年間目標として掲げました。

今回のブログは『重症度看護必要度』に焦点を当ててみました。

『重症度看護必要度』って?医療関係者ならみなさんご存知だと思いますが、そうでなければ初めて耳にするという方も多いのではないでしょうか?

『重症度看護必要度』とは「入院患者に提供されるべき看護の必要量」を表したものでA項目とB項目からなっています。A項目は主に「モニタリング及び処置等」の項目で医療処置となっています。
B項目は「患者の状況等」に関した項目で生活援助の項目となっています。今では評価することは、診療報酬の必須項目になっています。「評価する」事から「正確な評価をする」ことが求められるようになりました。

従来“看護”について図る基準が統一されておらず、「今日は忙しかった」とか、「大変だった」という主観で表現していました。しかしそれは何を基準にそういえるのか?可視化となる物が標準化されていませんでした。
重症度看護必要度は看護師の大変さを表したものではないのですが、あくまでも患者様にとってどれだけ看護が必要か?という視点での数値化となります。
しかし全国標準化された同じツールで評価することは、患者様から見たケアの必要量を把握することができることにより、病棟ごとや病院ごとの比較ができるようになりました。

この数値をもとに病床管理や入院のコントロール、安全管理への指標ともなるのです。  

診療報酬を得るために必要な項目で看護部門に必須となることは

1.重症度看護必要度の評価票を毎日正確に評価記入すること。
2.評価者は院内研修を受講したものに限る。
3.院内研修を開催するものは所定の研修を受講したものであること(院内の評価基準を決め、

院内研修の企画・実施・評価方法を研修すること)であり、
これらは委員会に課せられた活動となります。

委員会では2009年からは、毎年数名の看護師が指定の「看護必要度評価者 院内指導者研修」の院外の研修を受講しています。

では委員会活動をご紹介します。

『院内研修の実施』

院内研修の指導基準を作成しました。昨年度から全職員対象に委員会発信のもと、各部署で研修受講とその理解度を、作成した指導確認証で確認実施しています。
研修を受講できなかった部署のスタッフへ伝達講習も行っています。
院内研修としては、昨年度の院内研修は委員がストーリーを作成し、患者様と看護師役となりビデオで看護ケアの風景を撮影しました。
そのビデオを上映し、実際に看護必要度の評価をしてみます。1上映ごと評価し解説していくといった研修を行いました。
またビデオでは普段見られないような役者になりきって演技する委員もいて、相馬病院の女優も誕生しました。

『マニュアル作成』

2011年は既存の重症度・看護必要度のマニュアルの見直しと、これに追加して院内で評価間違いしやすい、当院の特徴を取り入れたマニュアルの作成をしました。
運用した結果、昨年はスタッフからの質問や解りにくいところは、新たに付け加え修正を行って作成をし直しました。
それを使って新規採用者への説明や疑問が生じた時の解説書として活用しています。
しかしまだまだ完璧なものにはなっておらず、これを見れば誰しも正しい評価が出来るような、教科書のようなものを目指して取り組んでいこうと考えています。

『監査の実施』

評価の間違いは、診療報酬の請求に影響するため、評価間違いがあっては困ります。このため、委員会として定期的に評価の点検作業をしています。
評価の間違いはないか、評価に至る記録として判断の根拠となる記録が書かれているかをチェックし、委員会で報告しています。間違いの多い職員への個人指導も行っています。

『記録の検討』

先日受けた近畿厚生局の立ち入り調査でも確認・相談させていただいたのですが、当院の看護必要度評価の根拠となる記録は、大変丁寧な記録であることがわかりました。
記録を変更して4カ月が経過しましたが、正確に記録できているか評価し、記録が看護業務の大きな負担になっていないか等検討していきます。

おわりに

今回は重症度看護必要度に限定した活動内容をご紹介しましたが、委員会としてまだまだ課題は山積です。
看護必要度の精度を高め適切な評価を実施できる一方で、目指している質の高い看護の提供がきちんと記録に残せていけるよう別の課題にも取り組み、レベルアップを図ります。

サブメニュー

ページの先頭へ戻る