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看護部の新たな管理体制2-(35)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

日に日に秋の深まる季節となり、寒さも増してきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
これからますます寒さの厳しくなる季節となりますが、体調を崩されないようにお気をつけ下さい。

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さて、11月看護部ブログ担当は教育委員会、教育担当者の山下です。
今回は当院看護部で行っている中途採用者のプリセプターシップについてお話します。
前年度の8月にも同じ内容のブログでご紹介したため、多少重複する箇所もありますが、今回は中途採用者(プリセプティ)の方だけでなく指導者(プリセプター)からも意見をもらうことができました。
指導現場の様子をお伝えし、更に入職希望していただける方がいらっしゃいましたら嬉しく思います。

~導入に至った経緯~

看護部では、中途採用者の方には入職時全員を対象に「経験アンケート用紙」を記入して頂いています。
その経験アンケートの中で、入職時の不安の多さに改めて気づきました。
とにかく中途採用者の方は不安を多く抱えてこられます。

その不安の中には、ブランクがある、人間関係、知らない・解らないと言いにくい・・・など様々なものがあります。そういった不安に対し入職後安心して働いていただけるようにと、中途採用者の方にもプリセプターシップを導入することになりました。

次に中途採用者の方の教育スケジュールを紹介します。

<スケジュール>

1週目:
病院・部署・チーム・業務の細かなオリエンテーションを行います。
また、他部署の体験も行い、速やかに職場に慣れることを目的にしています。
日々体験したことは日報に記載します。日報は2週目以降週報でも可能になります。
2週目:
指導者と共に数名の受け持ち患者様を担当します。数名の患者様を数日受け持ちします。
経験アンケートに沿って、見学⇒指導下⇒独り立ちの基本パターンで経験のある処置は
実践に移行します。
3・4週
目から2か月:中途採用者の経験に応じて本人との面談やプリセプターと相談しながら
業務内容を決定していくよう、個々に柔軟に対応しています。
日々相談相手の指導者が存在して何時でも対応します。

業務例:

・3交代導入にむけ、早出・遅出業務を行う。
・早出・遅出業務を導入せず夜勤へ移行
・日勤継続  などです。

それぞれに導入時期や方法も異なります。
とにかく中途採用者方の不安・意見をしっかり確認しながら不要なら週報を終了し、(本人の意思で記入して頂いても問題はありません)、
科長判断で夜勤の独り立ちが出来ればシップは終了となります。

しかし、夜勤の独り立ちを達成しても、そのままプリセプターや管理者を中心に引き続きサポート体制をとっていきます。
基本的スケジュール以外に中途採用者の方のこれまでの経験やスキルに応じ、個別の目標を立案し指導も統一出来るように、部署スタッフ全員で共有していきます。
患者様同様に、中途採用者の方も個別に応じた計画を立案し対応が出来る点は、中小規模の利点だとつくづく感じています。

今回、この2年以内に入職された中途採用者と、プリセプターの方それぞれにアンケートを実施しました。その結果をご紹介します。

【中途採用者へのアンケート項目】

①当院を選んだ理由
②①と実際の印象
③入職時の印象について
④プリセプターの存在について
⑤中途採用者スケジュールの期間や妥当性
⑥他部署体験について
⑦日報・週報について

今回のアンケートには、経験年数3年~25年の方が対象でした。

【アンケート結果】

①当院を選ばれた理由は紹介(専門の業者やハローワークなど)が一番多かったのですが、うれしいことにブログを見て選んで頂いた方も複数おられました。
また紹介された後でも沢山の方々はブログをご覧になって当院看護部のことを確認し入職されていました。

②実際の印象や入職時の印象では、少しは思っていたことと違う点があったという意見もありましたが、多くは話に聞いていた通りとの回答が得られました。

③入職時の印象については、とてもよかった、まあまあよかったとの回答がほぼ半数ずつであり、良くなかったという回答は1つもありませんでした。(^o^)

④プリセプターの存在については、どの方からも「いてもらえて良かった」との回答が得られ、
このアンケートを通じて、導入したプリセプターシップが中途採用者の方の不安の軽減につながっていると改めて評価する事が出来ました。

⑤スケジュールについても経験年数が異なるにも関わらず、どの方にも妥当との回答が得られました。

⑥他部署の体験については、病棟に配属された方には、外来・訪問看護・手術室・透析室体験をして頂いています。
また訪問看護科に配属された方で、特に病棟勤務経験のない方やブランクのある方については、体験期間を一定期間確保して病棟勤務を経験することもありました。
在宅の現場で困らない様ケアの方法やその他必要な項目を、病棟スタッフがマンツーマン対応し経験して頂きました。
入職して間もないころの他部署体験ですが、この体験についてもどの方も、「院内業務一連の流れが理解出来た」などと良かったと回答されています。

⑦日報・週報については、自分の行動の振り返りや覚書になるとの回答もありましたが、記載内容に困ることや、勤務時間内に記入ができず、負担にもなるとの声もありました。
日報から週報への移行時期や、シップの終了時期などの検討が、今後の課題だと感じています。

【プリセプターへの聞き取り調査】

中途採用者の方同様に、プリセプターを経験したスタッフにも意見を聞きました。
中途採用者のプリセプターは、新人看護師のプリセプターとは違い経験年数の長い看護師が対象となることが多く、ほとんどが看護師歴10年以上でありプリセプターも複数回担当されています。
プリセプターの方からも中途採用者の方の進行ペースは妥当との意見が多くありました。日報や週報については記載が負担になるのでは…との意見がありましたが、
勤務が合わない時でも進行状況や指導内容などの状況が把握でき、本人の不明な点や不安な点を理解すると共に、関わる全てのスタッフが情報共有するためには必要性を感じているとの事でした。
プリセプターをする上で、中途採用者の方が看護師歴の長い場合や、相談されても即答できず悩んだ等の意見もありましたが
中途採用者が独り立ちされた時には自分の事のように喜びを感じ、プリセプターをしていて良かったとの感想もありました。
指導は負担にもなりますが、新人のプリセプターシップと同様に共に成長し喜びを感じる貴重な機会です。

今年度教育委員会では、中途採用者用の技術チェックリストも新たに作成し、10月より試用しはじめました。
今までは新人看護師用のチェックリストを使用していましたが、経験やスキルも異なるためか指導スタッフより「使用し辛い」との声を掬いあげ、新たに中途採用者用の技術チェックリストを作成しました。
このチェックリストについても他のマニュアル同様年度末に評価進捗し、必要であれば改訂もおこないます。
中途採用者の方は、看護師としてブランクがある場合・無い場合、看護師歴はあっても職場を変わることに対する大きな不安は誰にでもあると思います。
その中で、少しでも安心して働いてもらえるように今後もプリセプターシップの評価、進捗を行っていきます。
また来年度に向けては、採用者に対する指導の一貫として看護方式を変更したプランも立案中です。早々に完成させて来年度の新人看護職員から導入できるように準備中です。

今後も教育委員会をはじめ、看護部全体で屋根瓦式にプリセプターシップを見守っていきたいと思っています。

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