看護部の新たな管理体制2-(42)
[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]
//紫陽花が大輪の花を咲かせる季節になりました。皆様いかがお過ごしですか?
こんにちは。看護部安全対策委員会の信田です。
今回は看護部安全対策委員会の活動をご紹介します。
院内の医療安全管理委員会とは別に、ケアレスミスの撲滅をして良質な看護の提供を目標に、看護部独自で立ち上げた「看護部安全対策委員会」が発足して二年目になります。
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1 各部署のインシデント報告集計の把握、ミスの原因追究・精査・改善策の検討
報告書の集計をもとに原因の追究を行い、同じミスを繰り返さないように、また大きな
ミスに繋がらないように対策を立てて、業務の是正に取り組みました。
その中の方法のひとつとして、KYT研修を行いました。
2 KYT研修
「気づき」「振り返り」「疑問に思う」等の感性を養うための活動として、年間10例
という目標を立て研修を開始しました。事例を重ねることで現在スタッフも、KYT研修が容
易にできるようになりました。研修の一部をご紹介します。
KYT研修のご紹介
各部署より提出されたインシデント報告書から、委員が重要事例ととらえた内容もとにKYT研修を実施しました。
インシデントが起こりやすい危険箇所を委員会で想定し、委員メンバーがモデルとなって その場面の写真を撮りKYTシートを作成して、研修を実施しました。
日頃よくある光景を使ったKYT研修のため、日々行っている業務の振り返りにつながり、 指さし呼称確認の重要性を再確認する事ができた研修になりました。
各部署が事象をもとに考えるといった、KYT研修とは少し違った形式での研修を行いました。 本当に災害が起きた時にマニュアル通りの行動がとれるのか?そこで今回、夜間に病棟から出火したことを想定してKYT研修を実施しました。話し合った内容を、頭でシミュレーションすることで自分達がまずしないといけないことは何か?
日頃からどのような事をしておく必要があるのか?
気づき・振り返る機会となりました。
事例:『車椅子での移送』のKYT
このKYT研修では病院の危険箇所へ、ミラーの設置があれば進行方向の見通しが良くなり、誰もが患者様の移送がより安全に出来るのではないかという結果となり、看護部よりミラー設置の要望をして院内に設置されました。
ひとつのKYT研修を行うことで、より安全な病院環境が整う結果になりました。
外来・病棟の複数の箇所に設置されていますので、皆様も一度ご覧ください。
/3 安全対策キャンペーンの実施
目的:ケアレスミスの撲滅
/ / /【指さし呼称確認で間違い発生ゼロを目指そう】
年間8回のキャンペーン活動を実施しました。
委員が腕章(右の写真)をつけポスターで告知し、部署で周知します。
結果:安全キャンペーン期間のケアレスミスが減少し、
期間中≪インシデント ゼロ≫を達成したこともありました。
4 マニュアルの作成
1)転倒転落防止対策の見直し
///入院された時にお配りしていた転倒転落防止についての説明書は、より見やすく患者様にアピールで きるものに改善しました。具体的には転倒転落の危険箇所や行動が目で見てわかりやすいように、 写真入りのパンフレットを作成しました。転倒転落防止についてはより患者様のご協力が必要です。 見やすく説明しやすいパンフレットの仕上がりに委員は自負していますが、指導の効果で患者様の 慣れない入院生活の転倒転落防止に役立って欲しいです。
2)服薬アセスメントシートの作成
//安全な内服管理のために患者様に応じた内服管理方法を決定するツールを作成しました。これは今 年度完成させ周知徹底します。
3)その他
//KYT研修やインシデントの発生した事例で是正策を講じた事例については、今後も継続して安全な取り組みができるように、必要に応じてマニュアル化していきます。
//人間はミスを起こしがちですが、医療の現場では許されません。今年度は昨年の活動に加えて、更に≪ケアレスミス撲滅≫を目指して行きたいと考えています。
そのためには当たり前のことをきちんとできるように、委員が働きかけていきます。
//またインシデント報告に対して積極的にKYT研修を行い、業務内容の改善策を模索見直し、是正を引き続き行っていきます。安全・安心な看護業務の確立が、患者様に対して良質な看護の提供に繋がるように、委員が力を合わせて安全強化に努めていきます。
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委員会活動のご紹介
1 各部署のインシデント報告集計の把握、ミスの原因追究・精査・改善策の検討
報告書の集計をもとに原因の追究を行い、同じミスを繰り返さないように、また大きなミス
に繋がらないように対策を立てて、業務の是正に取り組みました。
その中の方法のひとつとして、KYT研修を行いました。
2 KYT研修
「気づき」「振り返り」「疑問に思う」等の感性を養うための活動として、年間10例
という目標を立て研修を開始しました。事例を重ねることで現在スタッフも、KYT研修が容
易にできるようになりました。研修の一部をご紹介します。
KYT研修のご紹介
その1:インシデント報告書からのKYT研修
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各部署より提出されたインシデント報告書から、委員が重要事例ととらえた内容を
もとにKYT研修を実施しました。
その2:院内のあらゆる場面で、KYT研修になりそうなもの(場面・場所)を発見した KYT研修
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インシデントが起こりやすい危険箇所を委員会で想定し、委員メンバーがモデルとなって その場面の写真を撮りKYTシートを作成して、研修を実施しました。
日頃よくある光景を使ったKYT研修のため、日々行っている業務の振り返りにつながり、 指さし呼称確認の重要性を再確認する事ができた研修になりました。
その3:防災KYT研修 |
各部署が事象をもとに考えるといった、KYT研修とは少し違った形式での研修を行いました。 本当に災害が起きた時にマニュアル通りの行動がとれるのか?そこで今回、夜間に病棟から出火したことを想定してKYT研修を実施しました。話し合った内容を、頭でシミュレーションすることで自分達がまずしないといけないことは何か?
日頃からどのような事をしておく必要があるのか?
気づき・振り返る機会となりました。
その4:資料からのKYT研修 |
事例:『車椅子での移送』のKYT
このKYT研修では病院の危険箇所へ、ミラーの設置
があれば進行方向の見通しが良くなり、誰もが患者様の
移送がより安全に出来るのではないかという結果となり、
看護部よりミラー設置の要望をして院内に設置されました。
ひとつのKYT研修を行うことで、より安全な病院環境が整う結果になりました。
外来・病棟の複数の箇所に設置されていますので、皆様も一度ご覧ください。
3 安全対策キャンペーンの実施
目的:ケアレスミスの撲滅
【指さし呼称確認で間違い発生ゼロを目指そう】
年間8回のキャンペーン活動を実施しました。
委員が腕章(右の写真)をつけポスターで告知し、部署で周知します。
結果:安全キャンペーン期間のケアレスミスが減少し、
期間中≪インシデント ゼロ≫を達成したこともありました。
4 マニュアルの作成
1)転倒転落防止対策の見直し
入院された時にお配りしていた転倒転落防止についての説明書は、より見やすく患者様にアピールできるものに改善しました。具体的には転倒転落の危険箇所や行動が目で見てわかりやすいように、写真入りのパンフレットを作成しました。転倒転落防止についてはより患者様のご協力が必要です。見やすく説明しやすいパンフレットの仕上がりに委員は自負していますが、指導の効果で患者様の慣れない入院生活の転倒転落防止に役立って欲しいです。
2)服薬アセスメントシートの作成
安全な内服管理のために患者様に応じた内服管理方法を決定するツールを作成しました。これは今年度完成させ周知徹底します。
3)その他
KYT研修やインシデントの発生した事例で是正策を講じた事例については、今後も
継続して安全な取り組みができるように、必要に応じてマニュアル化していきます。
人間はミスを起こしがちですが、医療の現場では許されません。今年度は昨年の活動に加えて、更に≪ケアレスミス撲滅≫を目指して行きたいと考えています。
そのためには当たり前のことをきちんとできるように、委員が働きかけていきます。
またインシデント報告に対して積極的にKYT研修を行い、業務内容の改善策を模索見直し、是正を引き続き行っていきます。安全・安心な看護業務の確立が、患者様に対して良質な看護の提供に繋がるように、委員が力を合わせて安全強化に努めていきます。