看護部の新たな管理体制2-(44)
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//皆様こんにちは。看護部長の高橋です。
このブログを書いている頃のご挨拶は、暑中お見舞い申し上げます・・・ですが、ブログがアップされるときには「残暑お見舞い申し上げます」になるはずです。
今年の梅雨は雨量が少なく、あまり梅雨らしくなかったですね。水不足が心配です。
まだまだ残暑が厳しいと予想されます、皆様くれぐれもご自愛ください。
//今回は「認定看護師会」の担当で、高橋がご紹介をさせていただきます。
//平成25年度より認定看護師会を新たに立ち上げました。
認定看護師とは、日本看護協会の認定審査に合格し、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師を言い、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ることが役割です。
認定分野は21分野に特定されており、
//1.個人か家族および集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する
//2.看護実践を通して看護職に対し指導を行う
//3.看護職に対しコンサルテーションを行う
///////////////////////////////これらの実践・指導・相談の三つの役割を果たします。
当院にはその中の「皮膚排泄ケア認定看護師」が2名在職しています。
院内外の患者様利用者様の中で、対象となる方に対して褥瘡(床ずれ)などの創傷管理、およびストーマ、失禁の排泄管理の実践・指導・相談を任務としています。
//認定看護師会を昨年度から看護部直結の委員会として立ち上げ、看護の質の向上に向けた取り組み強化の一環として活動しています。
看護部長と二人の認定看護師で毎月開催していますが、褥瘡対策委員会の打ち合わせ、院内研修の調整、院内外の患者様の情報共有、褥瘡対策の備品の検討、学会から得た新しい情報交換、自ら成長しようとするナースの育成を役割としています。
//それでは2名の認定看護師の紹介をします。/
3階病棟で勤務している中村珠美です。
皮膚・排泄ケア認定看護師になって6年が経ちました。入院されている患者様が少しでも安楽に過ごしていただけるように、専門知識と技術を駆使して関わらせていただいています。
入院生活の中で、褥瘡(床ずれ)予防や皮膚のトラブルがないか皆で目を細めて観察しています。
また病棟だけでなく、外来や訪問同行を行い、通院・在宅の患者様とも関わらせていただいています。
2階病棟で皮膚・排泄ケア認定看護師として勤務しています、下村律子と申します。
認定看護師の資格を取得して早2年が経ちました。
認定看護師としてはまだまだ修業の身で、認定看護師の先輩である中村主任看護師に教えられながら、日々奮闘しております。
『患者さんの苦痛を最小限にとどめて、確実なケアを提供していきたい』をモットーに、患者さんとのコミュケーションも楽しみつつお仕事させていただいています。
///「体位変換」や「おむつ交換」といった看護ケアには従来からの方法があります。しかし最近の学会では、人の手を介して体の向きを変えるのでなく、体の圧を取り除くために、体とマットの中に専用の手袋をしてそっと差し入れる、または高機能のエアーマットを利用して自動体位変換をする、体が密着する隙間を埋めるポジショニングなどが主流です。
また、おむつ交換も汚れたら取り替えるのでなく、それぞれおむつの機能を最大限に利用して、体位変換の機会を少なくすることで、褥瘡予防や治療に重要なケアとなります。それには個々に最適なおむつの選択が重要になります。
//2名の認定看護師は、院内外、例えば病棟・外来・在宅で専門的なアドバイスをして、予防や治療に大いに活躍してくれています。
実際に在宅で巨大な褥瘡が治癒した患者様のケースもあり、相談を受けた認定看護師が在宅療養の患者様宅に同行訪問し、専門的な指導を実践・指導して証明した貴重なケースです。またこういった取り組みが口コミで広がり、当訪問看護ステーションの利用につながったケースもありました。
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/当院は地域のかかりつけ病院として、地域住民の皆様に医療・看護を院内・在宅で提供させていただいています。幅広い知識と経験・技術、そして認定分野の専門性を兼ね備えたナースの育成がかかりつけ病院として必要だと考えています。今後も二人の認定看護師にはリーダーシップをとっていただきたいと期待しています。また、将来は違う認定分野の看護師の誕生・ストーマ外来の開設などを長期の目標としています。
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