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看護部の新たな管理体制2-(45)

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

_皆様こんにちは、9月のブログ担当看護部長の高橋です。

今年の8月は、毎年痛いほどに感じる日差しとは殆ど無縁でしたね。高校野球の開催が二日も遅れ、京都市内も冠水や道路が隆起するなどの被害もありました。
我が家の近くの桂川も一気に水量が増えることが今年は度々あり、その都度大変心配です。
自然災害の恐ろしさを実感します。
全国的にも相当厳しい災害が発生しました。悲しい出来事でした。
被災された方々へお悔み、お見舞い申し上げます。

_今月と来月は、今年度の看護部の取り組みの「目玉」を2つご紹介したいと思います。

_まず今月のご紹介は、採用者の教育体制について変更したことです。
昨年度の教育委員会のブログでもほんの少しご紹介していましたが、今年度より採用者に「パートナー」をつける教育体制を導入しています。
_この看護部ブログでも当院のプリセプターシップについては、幾度となくご紹介してきました。採用者の定着には成功していましたが、課題もありました。
指導する側の「プリセプター」は、当院では卒後3年・4年くらいの職員を任命していました。しかし集合研修等で、「プリセプター」「プリセプティ」との関係は良好でしたが、「プリセプター」はまだまだ未熟で自分のことで精一杯で、勤務しながらの技術指導等まで追いつかないのが現状でした。
「プリセプティ」の職場での悩み、戸惑いを軽減し孤立化を防ぐには「プリセプター」の存在は有効ですが、看護伝授には別の方法が必要ではないかと考えていました。


_
看護業界では数年前から「PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)」という看護システムが開発されました。
「PNS」とは、2人の看護師が安全で質の高い看護を共に提供することを目的に、良きパートナーとして対等な立場で互いの特性を活かし、相互に補完し協力し合って、毎日の看護ケアをはじめ委員会活動・病棟内の係の仕事に至るまで1年を通じて活動し、その成果と責任を共有する看護体制の事です。看護の伝授が現場で実施でき、パートナー同士の成長につながります。

_このPNS看護方式を研修で初めて知り、とてもいい方式だと感心した記憶があります。
是非取り組みたいと思いました。しかし当院ですぐにそのまま導入することは大変難しいと考え、当院バージョンに加工できないかと策を練っていました。特に新人看護職員への指導方法として採用できないか考え、素案を看護科長会で検討し教育委員会で具体的な実施に向けてシミュレーションしました。

プリセプターはメンタル的サポートを重点的に行い、日々の業務は先輩ナースが看護の伝授をしていく。パートナーの受け持つ患者様も一緒にケアしていくことで、自己完結型の看護では技術面もなかなか体験できなかったスキルが早期から経験できます。

≪当院のプリセプターシップのPNS方式≫
目的:看護の伝授で良質な看護の提供を目指す
目標:PNSの導入で採用者の屋根瓦方式教育のさらなる充実
___看護の現場で直接指導することで補完し、安全な看護の提供できる看護師の育成
___気づきのできる看護師の育成

シミュレーションについては、昨年度の新人とのパートナー、ベテランナースと卒後数年のパートナー、主任クラスとのパートナーなど、すべての病棟職員が体験し、当院バージョンPNSを完成させて今年度は4名の卒後1年目ナースと中途採用者教育に実施しています。

_採用者については定期的に所属長との面談が実施されていますが、PNS方式の指導法についての感想は、「安心して勤務できる」「わからないことは直ぐに確認できて解決できる」「一人でできないことも「パートナー」がいてくれているので患者様をお待たせしなくてよい」などでした。また、たくさんの職員が採用者に直接かかわることで、職員みんなで採用者を見守る、いわゆる屋根瓦方式の教育体制が更に強化されたと実感しています。

従来の「プリセプター」は、「プリセプティ」の精神的サポートや、教育段階に応じた教育プランを上司や「プリセプターエイド」と立案することを主とした役割とし、日々看護の現場で「プリセプティ」に看護伝授を行うのは、「プリセプター」より先輩ナースの「パートナー」が主に担うことで、屋根瓦が大きく厚みのあるものになったのではないかと感じています。

「プリセプティ」の卒後1年目のナースが多施設との合同集合研修で情報交換をする中で、自分たちが大変恵まれた環境にあると感じたと所属長に報告していたようです。

当院のPNS看護方式は、本来PNS看護方式を考案されたものを当院バージョンにアレンジしたものです。PNSという言葉を使うには不適切なのかもしれませんが、上半期を評価して教育方法としてうまく機能しています。

看護部長としては 将来は職員からすべて「本当のPNS方式」で実施してほしいと要望されたいと願っているのですが・・・。

_来月の「目玉パートⅡ」は、WLB(ワークライフバランス)の取り組みのご紹介です。
どうぞお楽しみに。

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