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看護部の新たな管理体制2-看護部

[ 看護部の新たな管理体制2 一覧 ]

こんにちは。今年度最初の担当は3月に引き続き看護部長の高橋の担当です。

3月末には、冬に逆戻りしたような肌寒い日が続いて、いよいよ春本番です。
今年の桜の開花は、平年並みもしくはやや早いらしいですね。
3月の中旬、冬に逆戻りする前の暖かな日の四条通りの有栖川で、いち早く一本の桜が満開なのを発見しました。
車窓からの眺めでしたが、一足早い春を発見して得をしたような気分でした。
毎年近隣では一番に開花しているのでしょうね。
来年もチェックしてみたいと思います。

今月は先月のWLB(ワークライフバランス)の報告アクションプラン1.2に引き続きご紹介します。

≪アクションプラン 3:労働環境の更なる改善≫

  • ① 始業前残業の意識調査

    インデックス調査で約半数の職員が始業前残業をしていると回答していました。
    詳細を調査するために看護部職員全員を対象に書面でアンケート調査しました。

    その結果は、始業前残業をしている職員は半数でした。
    特に病棟の看護職員は日勤では20分、夜勤では一時間近く始業前に出勤し、
    独自で業務に備えていることがわかりました。

    実施している業務内容は
    「情報収集」「注射の準備」「医師との確認事項」などで

    実施理由は
    「余裕をもって安全に業務を行うため」「スムーズに勤務できるように」「リーダー業務が多忙なため」「突発時に対応できるように」「早くに出勤したため」など
    以上の情報を確認することができました。

    始業前に実施している業務や理由は、看護職員として当然であると答えている職員が大半でした。 しかし実施している業務は実際の看護業務です。

    そもそも残業については上司の指示の下に労働時間として取扱いがされなければいけません。 早出や居残り残業時間について職員全体が知識を深め、残業許可制の徹底が必要として、 まずは専門家からの研修受講計画を立て、3月に受講しました。 また残業時間の管理についてルールをはっきりさせていきたいと思います。

  • ② 年次有給休暇の取得促進

    今回のWLB推進に当たっては、ワークショップでも子育て中の職員への支援は概ね良い結果でしたので、特別な対策を講じることは考えていませんでした。
    しかし推進メンバーの中にも年次有給休暇取得ができていない職員がいました。

    平成22年から労働基準法の見直しがあり、年次有給休暇は時間単位で取得できるようになりました。運用にはいろいろな規制がありますが、この制度を知った時は本当にいい制度だと思いました。自分が子育て中は最短でも半日取得をして短時間の用を片付けていて、有給休暇の有効活用ができていませんでした。

    時間取得は年次有給休暇の本来の趣旨ではないと思いますが、有給休暇取得促進につながり、逆に手持ちの有給休暇の少ない職員には有効な取得方法だと思います。

    今回は時間取得導入に向けた年次有給休暇のアンケート調査を実施したのですが、
    導入希望者が多数いました。

    結果を踏まえて協議を重ね、来年度から時間取得の導入をします。
    事務的作業が煩雑になるため、ソフトを導入して今は準備段階です。

  • ③ 残業時間の多い部署の人員配置と勤務のルール化推進

    看護部の二つの部署では、常時残業時間が多く発生します。現在当院の役割は「在宅療養」「整形外科専門病院」が主軸です。訪問診療の件数、整形外科手術の件数が一気に増えて、看護部の対応が追いつかない現状でした。それぞれの部門に各1名の人員を配置して、丁寧に指導しながら独り立ちを目指します。独立して業務ができれば時差出勤などをルール化して管理していきます。

    本来なら部署で取り組む内容でもこうしてWLB推進事業として取り組むことで意識が向上し、実際の残業時間の削減につながり、健康管理上の意識も高まりました。今後も継続して実施していきます。

昨年度9月から取り組みしたWLB推進事業の4か月の報告は、以上の内容をメインにして看護協会で行いました。今回からは従来の報告集に代わって、日本看護協会のホームページで全国の病院のWLB取り組みを公表されます。皆様もチャンスがあればご覧ください。当院でも参考にさせて頂けそうなことは取り組みのヒントにしたいと考えています。
今年度も26年度の継続として、働きやすい環境改善に取り組んでいきたいと考えています。

WLB推進は管理職にも適応されます。一般の職員ばかりに目が注がれがちですが、管理職も仕事とプライベートが充実してないと心身ともに健全ではいられません。
管理職ですから一般の職員と同等にはできないことが多いはずですが、その中でも健康を維持していくために工夫が必要です。どんな立場であっても生き生きと健康に働けるよう、職場環境は大切ですが、自己管理はもっと大切です。私も仕事とプライベートのメリハリをつけ、これからも職員が働きやすい環境により注目していきたいと考えています。

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