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相馬病院 看護部ブログ

看護部の新たな管理体制2-教育委員会

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皆様こんにちは。27年度2回目の看護部ブログは、教育委員会 松島が担当させていただきます。

新緑がまぶしい季節となり、つい最近まで寒い日があったとは思えない位、日中は汗ばむ陽気となりましたが、急な気温の変化に、体調を崩されたりしておられないでしょうか。また、GW中はよい気候にも恵まれ、それぞれ予定を立て休暇を過ごされていたと思います。私自身も、以前より見に行こうとチケットを取っていた映画を観に久しぶりに町中へ出かけましたが、GW中唯一の雨の日だったせいか、映画館は長蛇の列で、そのあと遅めの昼食をと飲食店に入ると、またまた長蛇の人…《GW》を、しっかり感じとれる休日となりました。

今回は、教育委員会で取り組んでいる様々な研修の中で、今年3月に初の取り組みを行った
『ナラティブ研修』について報告させていただきます。

教育委員会は、看護部のクリ二カルラダーに沿ってそれぞれの看護レベルに応じた卒後教育を担当しています。昨年度より、ラダー教育の一環として、卒2・卒3看護師を対象に『ナラティブ研修』を取り入れることになりました。

『ナラティブ』とは、ナレ―ティブ、語り部・語りという語源からきており、ナラティブアプローチとは、物語を通して自分を見る、語りを通して自分を見る、語りを通した人間の理解の方法で、看護の経験の積み重ねを『臨床の知』として再確認する研修となります。  

私たちは、日々患者様に関わり、寄り添い、その中で様々なことを感じ、のちに自分の行った看護や患者様からの言葉、その時感じた思いをふと思い出すことがあります。看護は形の見えるものではありませんので、そういった思いを共有する事は実際の体験として、看護の経験値を上げることに繋がります。語る側は、自らの看護体験を語る事で、その時の看護ケア実践場面を追体験し、客観的に見つめなおす新たな発見や気付きの機会となり、他者の意見を聞くことで「これでよかった」と思えたり、「こうすればよかった」と、次の看護へ繋げる機会ともなります。聞く側は、語りを聞くことにより、実際の体験と同じように経験として感じる事で看護実践知となります。

看護者にとって看護実践知は看護財産(ベナー)といわれています。今回の『ナラティブ研修』では、語りを聴いて肯定的なフィードバックやそれぞれが感じた思いを語り合うことで、経験を共有する事が出来、個々の看護の引きだしが増えることに繋がり、看護観を高める良い機会になったと確信しています。

技術は経験を重ねる事で確実に向上していきます。しかし、日々の業務の中で、「あれ?何かおかしい」と感じたりすることは、五感を使った別の経験値が必要な事です。看護部では昨年度より、新入職者も早期に経験値を共に共有出来るようPNSナーシングを導入し、先輩看護師と日々の看護を共に経験してもらっています。しかし、看護の基礎となる、看護観を磨くことをサポートしていく事は難しいと感じることがありました。それまでも自分の看護を振り返る機会が必要だと感じてはいましたが、実践することはなかなかできない状況でした。

今回取りいれた『ナラティブ研修』では、参加者よりも良い経験になったとの意見も聞け、今後も研修を重ねていく事で、個々が一人ひとりの患者様と向き合った自己の看護を振り返り、語る側、聞く側が、真摯に受け止める中で、看護観が磨かれていく事に繋げていきたいと考えています。

看護師は一生自己研鑽が必要な職務です。教育委員長として、個々が自己研鑽できるよう様々な研修を開催する事は勿論、自己の内面を言語化するナラティブ研修で、自分のこだわる看護(看護の核)を無意識から意識化し臨床の知を発見し、より質の高い看護の提供が出来る看護部をめざし、今後も教育委員会、看護部一丸となり、安心安全は勿論、より満足のいく看護の提供で働き甲斐があり、患者様・ご家族様・職員が満足できる病院を目指していきたいと考えます。

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