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看護部の新たな管理体制2-看護科長

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7月になって、平成27年度が始まり3ケ月が経過しました。新しい職場で働き始めた方も一段落つき、少しずつ落ち着きはじめ慣れた頃ではないでしょうか?
台風のニュースを聞くようになり、昨年のゲリラ豪雨を思い出します。
今年も熱くなりそうですが、水分をしっかり取り、よく食べよく眠り、体調管理に努めて乗り切りましょう。

今回ブログを担当している私中村も、この春3階病棟科長になった新米科長です。昨年までは主任と皮膚・排泄ケア認定看護師の2足の「草鞋」をはいていましたが、4月からは科長との2足の「草鞋」で活動しています。認定看護師として培ったアセスメント力を元に、考えることの大切さを伝えていきたいと考えています。

所属長として慣れない新しい業務にあたふたする毎日ですが、周囲の方々に助けられながら頑張っています。そんな新米科長の3ヶ月間の奮闘ぶりをお伝えします。

科長になってまず自己の目指すのもとして、初めてスタッフ皆の前で所信表明し決意を述べました。 それは

1)患者様・ご家族・スタッフの安全を第一に考えること
2)良いことも悪いことも起こったことはすべて真摯に受け止めること
3)目標を明確にし、軸がぶれないこと

の3つです。決意として表明した限り、常に自分に言い聞かせ問いかけていきます。
大変大きな課題ですが、何か悩んだ時には振り返ってこれらの初心に帰るよう心に留めています。

3階病棟には看護師24名・看護助手7名・クラーク1名が業務に従事しています。年齢層も、フレッシュな平成生まれの若手から昭和組の頼もしいベテランと幅広いです。患者様は整形外科を中心に内科・外科の患者様が約40名入院されています。手術を受けられる方、リハビリ期の方、ご自身で動けない方、色んなご病気の方がいらっしゃいます。

科長になったある日、終末期(ターミナル期)の患者様が入院されてきました。入院中に麻薬で痛みのコントロールを行い、訪問診療を受けて在宅療養をするのが目的でした。
 担当看護師がご本人と家族・主治医と密に関わり、どうすれば痛みが和らぎ自宅で安楽に過ごせるかを考え準備を行っていました。 しかし、そんな中、大事な薬の量が増量になっている情報が共有できないというミスになりかねないインシデントが起こりました。 少しでも早く自宅へ帰りたいという患者様に足踏みをさせてしまいかねない状況です。そこで私は科長として何ができるか考えました。 2つのチームで3階病棟の患者様の看護を提供していますが、今回は全員で情報を共有したいと考え、 毎朝の朝礼と勤務交代時にこの状況を報告し、強い気持ちで「このようなことは今後絶対起こさない!強い意志で取り組みたいと考えます」と連日伝えました。 その後担当看護師の手厚い看護に続けと、それぞれが現状の情報に注意を払い、薬剤の本で学習を深めたり、資料を回したり、チェックを慎重に行ったりと、病棟全体が同じ目標に向かって退院の日を迎える運びとなりました。
 退院当日も担当看護師が自宅まで付き添い、引き継ぐ訪問看護師とのタイムラグを埋め、患者様に安心を与えることができました。
 そしてこの一連の看護の関わりを病棟会で発表してもらい、記述でも残して情報を共有しました。介護をする家族からのメッセージで、「今の趣味は介護とビールです」というコメントを聞くスタッフの顔には笑顔あり涙ぐむ姿あり、自然に拍手が起こり、統一した関わりができた喜びとこの瞬間を共有できた嬉しさを実感しました。

主任の頃はベッドサイドに行き、自分の手と目で患者様を看ることで情報が得られていました。また患者様を受け持ち自分が看護ケアを提供することで患者様と近いと感じ、チームで動くことに喜びを感じていました。今は管理の仕事が中心でそんな時間は少なくなってしまいましたが、でもなぜか患者様との距離を感じないでいます。きっとそれは報告・連絡・相談の矢印が常に病棟の中で行き来しているからだと思います。話すことの大切さを実感しています。

毎日様々なことがありますが、ひとつひとつの出来事が私の経験値を上げてくれる大切な出来事となっています。分からないことがあれば看護部長・先輩科長に聞きながら、また病棟のスタッフに助けられながら、あっという間に過ぎる1日を過ごしています。病棟科長としてまだまだ未熟ですが、周囲の人々に感謝しながら日々進んでいきたいと思います。

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