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看護部の新たな管理体制2-感染防止委員会

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毎日毎日暑い日が続き猛暑日更新といわれていますが、皆様熱中症など対策はされていますか?このブログがアップされているお盆もまだまだ暑いのでしょうね・・・。
院内は涼しくありがたいことです。

暑いと言いながらも毎週末にはテニスをして、また、日も暮れぬうちからスタートする野外イベントに2日間行ってリフレッシュして汗を流しています。熱中症や脱水にならないように水分を少しずつとりながら、首筋も冷やし、冷却スプレーなどを使い対策は怠れません。
職業柄倒れるわけにもいきませんので、最善の注意を払いながら「熱気」と「暑気」と闘いながら楽しんでいます。皆さんも夏バテなどされませんように、水分、塩分、睡眠、お食事をしっかりとって夏を乗り切りましょう。そのあとにはおいしい物がいっぱいの秋が待っているはずです。

前置きが長くなりましたが、1年半ぶりに看護部感染防止委員会の駒形が今回は担当させていただきます。

前回は、2月で冬に猛威を振るう「ノロウィルス(感染性腸炎)」についてお話させていただきましたが今回は「標準予防策」についてです。毎年この時期、院内で研修会をおこなっておりそのお話をさせていただきます。
標準予防策は、すべての感染防止対策の基本になるものでそこを基盤にそれぞれの感染の対策を組み合わせていきます。
いろいろな感染対策もそのベースとなる「標準予防策」を理解できていないと応用が利かないということになります。

病院にはいろいろな職種のスタッフが患者様を中心にそれぞれの役割で関わります。
直接診療に関わる医師をはじめ、看護師、検査技師、レントゲン技師や理学療法士や薬剤師そして外来など窓口での受付事務職員 病院の設備担当者は施設を通して関わったり、総務課では書類処理などを通して、栄養科は食事を通してかかわっています。
そのスタッフ一人一人が「自分一人ぐらい」という気持ちでおざなりなことをするとたちまち感染は拡散してしまいます。
それを正確にしましょうというのが感染の「標準予防策」です。

たとえば・・・
★あらゆる人の「血液」「汗以外の体液・分泌物・排泄物」「創傷のある皮膚粘膜」には感染がある(病原体がいる)かもしれないものとして取り扱う。
★手指衛生や個人防御具の適切な使用をする。
★呼吸器衛生や咳エチケットを行う
ということです。

病院感染対策における医療従事者の役割は、
①自分が感染しない
②患者様を感染させない
③患者様間の感染の媒介(仲介)をしない  ということです。
患者様の採血などをする際に手袋をさせていただくのもその一つです。
白衣を着て、ケアにあたらせていただいていますのでエプロンなどで防御しています。

マスクやエプロンについても正しく脱着をしなければ汚染や感染を拡げて行ってしまうことになるのです。汚染されたところに触れていても手が汚れなかったからと他の業務をそのまますると感染の拡大になります。そこも標準予防策の重要なポイントです。

研修会に先だち、職員の意識調査をさせていただきました。感染防止委員としては、なかなか興味深い回答が得られました。

感染対策のためにしなければならないことでも、かえって患者様に不安を与えるようなことになっていたということもわかりました。その場合の患者様への説明も今後の課題です

今回の研修では視覚で確認できるように「抜き打ちチェック」として、日常の手の状態や、手の洗い具合チェックを寒天培地で培養を行いました。
今までは、クリームを塗ってブラックライトを当てそのクリームの落ち具合をチェックしたのですが今回は、日常のままを知り理解を深めるためにも培地実験にしました。
声をかけたスタッフには全員協力していただき、結果は個人的に培地をみせてお知らせしました。 自分で結果をみて分析をされる方もおられました。手洗いだけでは不十分な手指衛生も、アルコール製材を使用することで、除菌効果は断然上がります。
手指衛生がいかに大事かということが研修会で参加者には伝えることができたのではと思っています。

病院の廊下、病室の前にアルコール製剤が設置されています。最近では、公共施設などでも設置されているのですが、それも正しく使われなければ意味がありません。
「正しいタイミング(時間)で、正しい量を、正しい方法で」ということも培地実験を通して理解することができました。
アルコール製剤ですので、アルコールにかぶれる方や傷のある方は使用できませんが、当院で採用されている泡タイプものは皮膚への保護材が入っているので手荒れにも考慮されています。
ワンプッシュきっちり押して使用してください。 
せっかく設置されているものなので宝の持ち腐れにならないようにしたいものです。

「患者様や家族を守るのは あなたの手です」として研修会を閉会しました。 本当にその通りです。裏を返せば、拡げるのもあなた(わたし)です。

看護部感染防止委員として「感染対策を感染(拡散)させる」
そして、「感染を持ち込まない、持ち帰らない」 感染防止委員会の会議開催の最後には必ず伝え徹底していくように啓蒙しています。

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